こんにちは、メグです^^
目次
「君の名は。」興行収入150億円突破 公開52日間で
引用:朝日新聞DIGITAL
歴代興行収入ランキングでは「崖の上のポニョ」(155億円)に次ぐ11位まで上がった
とのことです。
そしてなんと!世界三大ファンタスティック映画祭の一つ、スペインのシッチェス・カタルーニャ国際映画祭のアニメーション作品部門の最優秀長編作品賞を受賞したとのことです!
すごいですね!世界に認められたアニメーション作品になるのですね~!
ジブリのアニメは大好きなものの、こういった「君の名は。」的な「胸キュン」な感情がほぼ劣化している世代としては、ちょっとこっぱずかしくなるのではないかと思いましたが、こんなに流行っている映画を観ない理由は他にはありません。
いゃぁ、新世代アニメーションといいますか、、
良かったのは良かったのですが、何でしょうか。。そこまで入りきれなかった感が実はありました。
やはり感情が劣化してしまっているのかしら?!?!
遅ればせながらの、アラフィフ世代感レビューいきます!
ストーリーは簡単に
1,000年に1度のすい星来訪が、1か月後に迫る日本。山々に囲まれた田舎町に住む女子高生の三葉は、町長である父の選挙運動や、家系の神社の風習などに鬱屈(うっくつ)していた。それゆえに都会への憧れを強く持っていたが、ある日彼女は自分が都会に暮らしている少年になった夢を見る。夢では東京での生活を楽しみながらも、その不思議な感覚に困惑する三葉。一方、東京在住の男子高校生・瀧も自分が田舎町に生活する少女になった夢を見る。やがて、その奇妙な夢を通じて彼らは引き合うようになっていくが……。
引用:Yahoo!映画
素直な感想を書きます
「新海誠」監督の作品は今回が初めてでした。
まず、映像がほんとに素晴らしかったですね!
今まで観たアニメーションの中では群を抜いて「美しい」!
自然の色や光、絵画のような、でもとても現実感もあり、とにかくすごく美しくて見入ってしまいました。
これはもう、素晴らしい世界です。
そして、キャラが可愛い・・・といいますか、うーん、ここをどう表現したらいいのかな、カワイイ系が、なんだろう、「若者アニメ」の「カワイイ」になるのかなぁ、、若者が好きそうな「カワイイ」なのでしょうね。
声もキャラにとてもよく合ってる、、「キュン」となっちゃいます。
が
男の子(主人公、瀧くん)にしてもカッコイイんだけど、なんだかけがれがなさすぎる・・・・
ピュアすぎる・・・
女の子(主人公三葉ちゃん)はまさしく男の子が好きそうな「女の子」。
可愛いし、胸がさりげなく強調されてちょっとポヨンと揺れたりなどして・・・・
(そこですか!と怒られそうですが・・)
男の子はこりゃキュンとなっちゃいますね~。
二人とも普通の高校生なのですが・・・
なんだろうなぁ、キャラに現実感がないのかなぁ。。
風景や景色がとても現実感があるのに・・・
そこのギャップなのでしょうか。うーん、よくわからない・・・
いや、ファンタジーアニメーションですものね。
こういうものなのかな。
それと、RADWIMPSの音楽はとても良かったですね!いいところでいい感じでいい曲が入ってくる~!
映像やストーリーととてもよく合っていて良かったと思いました。
ついていけなかったところは
映像の美しさや、たたみかけるように丁度良くいい音楽がのっかってきて、しかもテンポよく話が進んでいき画面に見入ってしまっていたのでしょう。
ストーリーの時間軸についていけず、、、、
そして、なぜ?という簡単に理解できない複雑さが・・・
場面場面が「今」なのか「三年前」なのか???
「感情」の劣化よりも話の展開の「理解力」が劣化しとります、こりゃぁ!
そして、一番わからなかったのは、なぜ「瀧と三葉」だったのか。
二人にどういう繋がりがあったのか
ここは、乗りかかった船?!
きちんと今一度理解するために、書籍でじっくり再確認することにいたしました汗汗
映画後、書籍で理解できた時間軸
読んでいくと、映画が回想されます。映画の通りに筋が流れています。

読みながらやっと、「今」と「三年前」に関してはきちんと納得しました笑
ここからは確認ネタバレです
基本は
今、瀧と入れ替わっているのは「今から三年前」の三葉

話の流れを簡単に追ってみます。
・入れ替わりが突然なくなったのは、瀧が奥寺先輩とデートしたその日(三年前のその日)に落ちたティアマト彗星の隕石によって三葉が死んでいたから。
↓
・瀧が三葉のことを想い、糸守町を探してたどり着き、三葉が三年前に亡くなっていたことを知り、果てた町に残っていたご神体の場所で、お供えしていた「口噛み酒」を飲み、転んで気を失い、三年前の彗星が落ちる当日の三葉と入れ替わりが起きる。(瀧が三葉になる)
↓
・彗星が落ちることを知っている(三葉になっている)瀧は町のみんなを救うため奔走する。
(その間にも思うところがあり、必死でご神体に走る。)
(彗星が落ちる前日に、つまり三年前に(今から三年前の)瀧に三葉が会いに行っていることを知る。
電車の中で知らない女の子(三葉)に声をかけられ、組紐をもらったことを思い出す。)
そこから繋がっていたことを知る。
↓
・ご神体のある場所で、口噛酒を飲んで転んだ今の瀧に三葉が入り、起き上がる。
↓
・ここ(ご神体のある場所)で二人がついに出会う。
↓
・つまり、ここでの瀧は三年前の三葉であり、ここでの三葉は今の瀧
二人は同じ場所で向き合っている・・・
ということは、ここでは時間を超えて二人は会えたということですね!!!!

・二人の別れの時が来るも、三葉になった瀧がなんとかみんなを助けようと戻っていく
そして、
そしてそして・・・・・奇跡が起こります。
そして、二人の繋がり・・・
「宮水家の巫女には昔から大きな厄災を回避するために、数年先を生きる人間と夢を通じて交信する能力がある」ことはわかりましたが、では、なぜ相手が「瀧」だったのか
そこがハッキリしたことはわかりませんでした。
前世からの運命というか、離れられない繋がりのようなものがあったということなのでしょう。
いや、たまたま瀧と三葉であって、入れ替わっている間に二人に強い絆ができたということなのでしょうか・・・
そこの「繋がり」の部分の具体的な出来事とか理由があればもっと感情移入ができたかもと思いました。
まとめ
とりあえずは、繋がりました。。。笑
映画はあまり予習はしないで観た方がいいと思っていますが、「君の名は。」に関してはストーリーの予習はしていった方がより楽しめると思います笑
特に、トキメキよりも(?)頭の回転が衰えている「アラフィフ世代」のあなた!

ともかくは話題の映画、素晴らしい映像と音楽、ちょっとだけ胸キュン・・・
一番良かったのは、三葉の友達がもう素晴らしい!
誰も信じてくれないような三葉の話を信用して一緒に全力で行動に移してくれる、
そんな友情が素晴らしい!!
そして、、
「大事な人、忘れちゃいけない人、忘れたくなかった人」
時を超えて無意識にも想い続けて、歴史まで変えて・・・そして
二人が結ばれる・・・・・なんて
お話しはやっぱり素敵。。。ですね!
なかなか奥が深かったなや・・
やっぱり映画はわかりやすい方がいいかな・・・・笑
ここまでお付き合いいただき、本当にありがとうございます。
「君の名は。」
監督 深海 誠
声 神木 隆之介
上白石 萌音
他
音楽 RADWIMPS
配給 東宝
公開 2016年8月26日
製作国 日本