こんにちは、メグです^^

職場の屋上の駐車場から、、ひこうき雲だらけ♪

たどり着いた、とあるブログで、「この映画だけは観ておけ」と書かれてあったんです。
「よかったら観てくださいね~」とか
あえて言うなら「絶対観てね!」とか
そんなんじゃなくて

「この映画だけは観ておけ」

 

って言われればもう、観るっきゃないじゃあありませんか!

ということで、「はいっ観ますっ」と決めた矢先、
なんとタイムリーなことに、
取っている新聞でも取り上げられており!

最初は、2016年の11月に全国63館という中規模で公開が始まったのですが、口コミで評判が広がり、
上映館が増え、2月19日現在、興行収入が20億円を突破した映画となっているとのことです。

評判のわけはその時代の暮らしぶりの描写がとても細かくリアルで、
普段はアニメなど見ない、その時代を知っている年代の方々の懐かしいという声も多いとのこと。

さて、この映画は(以下、ネタバレ少々あります)

戦時下の女性の暮らしを描いたアニメ映画。
という予習だけにして、
というのもあまりにも予習しすぎて期待しすぎて観ると
案外残念になってしまうことが多いので・・

私はもうとことん泣くつもりで観に行ったのです。
しかし、そんな浅はかな自分を恥ずかしいと思うこととなりました。

舞台は広島です。もう悲しいとか辛いとかは観る前からわかってます。
もちろん、人が簡単に死んでしまい、泣ける場面もありました、、が

戦争の辛さや恐ろしさや悲しさを、これでもかと前面に出すのではなくて、
その時代に生まれて生きる、普通の女の子の日々の慎ましく
温かい日常生活の中に、たまたま突然戦争が入り込んできたのだけれど、

そんな中でも、人の本質というのでしょうか

多分、いつの時代でも本当は変わらない
「何が大切なのか」「幸せって何だろう」ということを

私たちが自分の奥の方に押し込めてしまって
見ないようにしてしまっていることを

無理やりじゃあなくて、ゆる~く、優しく
つかみ出されて

はっきりと見せられてしまった

全体を通してそんなことが私にはとても大きく感じられ、、、

お金?健康?自由?
いや、もちろん大切なんですけど、
いやいや、そことちゃうやろー、それって何?って思える、、もうね~
マイッタなぁ、、、

 

そして、

主人公の「すずさん」は、絵が上手で、ふんわりとしていて
笑う時にちょっと首をかしげて肩をすくめて
「テヘッ」と小さく笑う、
そんなところがほんとに愛らしい女の子でした。

その女の子が18歳で来た突然の縁談の話を受け、本当に当たり前のように嫁ぎ、、、
全く当たり前に、嫁としての務めを毎日一生懸命明るくこなしていきます。

もし、戦争がなかったらきっとすずさんは、ほんわかした女の子のまま
歳をとって、子供を産んで、絵を描きながら、平凡、平穏な人生を送れたのでしょう。

それが戦争に巻き込まれ、右腕を失い、
絵が描けなくなってしまって、
それでも、自分の本質は失わず、どのように自分を取り戻し、さらに生き続けていくのか。

いつも言葉少なく、ひょうひょうとしていたすずさんが、思いを発し、
感情をあらわにしながら、本質は変わらずに、もっと優しく
芯のある女性になっていく、
一人の女性の物語なのだなぁと感じました。

でも、旦那様とは実は小さい頃に会っていて、この旦那様がすずさんのことを探して
結婚相手にした、その小さい頃のエピソードが最後にわかって「ほぉ~」と
なるのですが、

そんな部分、この旦那様が死ななかったことと、とてもいい夫婦であることが
ほっとできた部分でもあり・・・

 

そして、、

最後のエンドロールが終わるまで、優しくて明るい希望が感じられて、
館内が明るくなっても、なんかそこを離れるのが惜しいような
しみじみとした空気があふれていました。

 

ここまでお読みいただき、ありがとうございます。

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