こんにちは、メグです^^

お盆の真っ最中に観てきましたのがこの「シン・ゴジラ」

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パンフレットは「ネタバレ注意」の帯でくるんであります笑
確かに、中身は映画の内容、画像も超満載

このパンフレットは一つの読み物のようになかなか読み応えがあります~。

終わった後、結構パンフレットを購入している人が多く、「ゴジラ」のファンって根強いのかなぁと思いました。

映画の方は、いゃあ、なかなか面白かったです。

ストーリー(ネタバレあり)と直球レビューいきまぁす!

突然現れるギャグみたいなゴジラ

ゴジラは本当に突然に現れます。
といっても最初は東京湾に不明の水蒸気が噴き出し、それが何なんだろうか?!という設定から。

現れ、上陸したゴジラは(もちろんまだゴジラとは名づけられてはおらず、「巨大不明生物」なのですが)「ゴジラちゃん」という感じのギャグみたいな、まだ巨大なイモムシみたいな目がギョロッとした生物なのです。

思わず「へっ?!?!」と思ってしまいましたが、まだ進化する前の最初の段階のゴジラだったのですねぇ。

進化していく!あのゴジラだーー!

そのちょっとイモムシちゃんみたいな巨大不明生物が街を練り進みながら、進化していくんです!
体を立ち上げ、だんだんと知っているあのゴジラになっていくのです。

ほぉぉ~~~!という感じです。

今の東京にこんな巨大不明生物が現れ、街を破壊しながら練り歩く・・・

一体、人々や政府はどう対応していったらいいのだろうというリアル感がたっぷりです。

CGが本当にリアルですごいです。

ここで面白いのが、これまたちょっとギャグみたいな政府の対応。

この段階でもそりゃ街は破壊され、人々が逃げまどっているのに、お役所にはなぜかあまり危機感が感じられない・・・

役人が集まり、会議を始め、それぞれなことをいろいろ言ってます。

その一人一人の言ってることはそれなりに難しく長々しいのですが、
(こりゃ、セリフを覚えるの、大変だったろうなぁと思わせられます)映画の中の総理(大杉連)もなんだか頼りない・・・

じゃぁ、どうするの?どうしたらいいの?がなかなか出てこない・・・

実際もきっとこんな感じなのかもなぁ、みたいな、危機なのにちょっと笑えてしまうような
ちょっと皮肉っぽい政界のリアリティもすごく表現されています。

だんだんと観る方も真剣に・・・

しかし、ことはだんだんと深刻になっていきます。

巨大不明生物のエネルギーはまさかの核分裂。
都内の放射線量に上昇がみられ、それが巨大不明生物の移動ルートと重なります。

このあたりでやっと巨大不明生物が「ゴジラ」と命名されます。

一度ゴジラは東京湾に姿を消すのですが、次に現れた時にはやはりやっつけなくてはなりません。

さぁ、どのようにやっつけるのか、住民の避難はどうするのか、どのように攻撃するのか、
政府としての手続きや対応はどうするのか。

話が盛り上がってきます。

そろそろ本番!ゴジラとの攻防!

いよいよゴジラが再び現れ、ゴジラへの攻撃が始まります。

しかし、自衛隊の攻撃にはびくともしません。(当然ながら)

ついには米軍にも攻撃を依頼することになり、究極の超強力な爆弾のゴジラへの投下が、住民を地下に避難させて始まるのですが、、

その爆弾を浴びたゴジラがここでついに覚醒・・・!

ガギャォ~~!!!(ってすいません、ちょっと無理やり感のある叫び声ですが笑)

と雄叫びをあげ、ついに初めて熱線を口からはき、街を焼き始め、
背中からもいくつもの熱線が放射され、逃げようとした首相や政府閣僚を乗せたヘリも、その熱線を浴びて爆発してしまいます。

いゃあ、観ていても口がぽかーんと開いてしまいます。

これはものすごい迫力と盛り上がりです。。。!

爆弾は全くきかず、街に炎が広がり、絶望感も最高潮に広がります。

最後の作戦に賭ける

ゴジラはここでまた動きをとめ(エネルギーを補給しているのか)、その猶予時間の間に、最後の手段として米国から「熱核兵器」の使用が提案されます。

日本にまた核爆弾が落とされるのか・・・

それを回避するために、残った対策本部の人々が「血液凝固剤をゴジラの口から注入しゴジラを凍結させる」というプランをなんとか実行させようとします。

最後にはこの作戦に米国も協力することとなり、
血液凝固剤の製造と、血液凝固剤が体内で無力化するのを抑制する、抑制剤の確保がギリギリ間に合い、
作戦がいよいよ実行され、ゴジラは最後、その姿のまま固まってしまいます。

最後に

終わってみれば、俳優陣もなかなか豪華だったのです。

すべてを投げ出さずに、日本を助けゴジラも倒すという理想に向かっていく、熱い内閣官房副長官役が長谷川博巳、対して現実的な選択をしていく冷静な政治家(内閣総理大臣補佐官)役に竹野内豊、
巨大不明生物に関する米国大統領特使として、日本に派遣される結構重要な役どころ、エリート官僚を演じたのが石原さとみ、

その他では、榎本明や余貴美子、國村隼、松尾諭、市川実日子などなど、役柄にバッチリはまっており、

そしてチョイ役にも斎藤工や前田敦子、鶴見信吾など「おっ、この人が」というような人が出てきまして、
なかなか面白かったです。

でも、ゴジラも、ちゃんと見てみるとあの等身の具合がきっとバッチリなんでしょうねぇ。

顔と体、手足、尻尾のバランスといいますか、大きさ、尻尾がものすごく大きいのですが、あのバランスのどれかがちょっと違っても、きっと違和感があるんじゃないでしょうか。

そして、政界や自衛隊のリサーチもものすごくされて、細かいところまでできるだけ忠実に表現されたとのこと。

「空想特撮映画」ではありますが、「リアリティの追及」に手を抜いていない姿勢が本当に感じられました。

最後にあのゴジラの聞きなれた音楽が流れる中、長い長いエンドロールに出てくる、関わった人々の名前の多さ、取材協力、撮影協力の多さ、、、

この映画に携わる人々の情熱が本当に感じられました。

知らなかったのですが、総監督の庵野秀明さんはあの「新世紀エヴァンゲリオンシリーズ」の監督さんだということで・・・
アニメーター時代にはあの「風の谷のナウシカ」のクライマックスの巨神兵登場のシーンにも抜擢されたとのことですが、

「シン・ゴジラ」のパンフレットではご本人の制作発表時のコメントがはじめに載せられていましたが、
鬱状態になってしまったこともあったとのこと・・・
「魂を削ってエヴァを作っていた」と
そんなにも一つの作品を追求してココロまで痛めてしまうほど・・・

そんな監督さんだということを改めて知り、この「シン・ゴジラ」の制作の背景などを想いました。

 

そして、帰りに車を運転し、何も変わらない自然や建物、まわりの景色を見ながら、
今、日本はなんやかや言いながらも平和だなぁと、、

たとえば、言われている「富士山の噴火」や「大地震」も本当にいつ起こるかはわかりませんが
もしそんな大きな自然災害が突然やってきたら・・・・

この映画のような状況が起こり得るのだなぁと

思いました。。。

 

総合評価 ★★★★★★★★(9/10)

シン・ゴジラ
監督 庵野秀明
樋口真嗣
出演者 長谷川博巳
竹ノ内豊
石原さとみ

音楽 鷺巣詩郎
配給 東宝
公開 2016年7月29日
製作国 日本

追記:さて、そして、19日に初のゴジラのアニメーション映画化が決定されましたね。

タイトルが『GODZILLA』に決定。これまでの“ゴジラ”とは全く違うビジュアルイメージになっている。そんな新たな“ゴジラ”を創り出すために、日本アニメーション界一級のクリエイターが集った。

出展:シン・ゴジラ ニュース

2017年公開予定とのことです。
歴史のあるゴジラが、どんなアニメ映画になるのか、ちょっと楽しみです。

ここまでお読みくださり、ありがとうございます。

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